肝疾患に関するQ&A(よくある質問)
質問をクリックすると回答が表示されます。
-
現在医療機関に受診していませんが、相談を受けることができますか?
静岡県にお住いの方であれば、だれでも無料で相談を受けられます。 -
肝炎ウイルス検査はどこで受けることができますか?
静岡県内の各保健所と、専門医療機関 (2か所の静岡県肝疾患診療連携拠点病院・26か所の地域肝疾患診療連携拠点病院)で無料検査を受けることができます。ただし、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことのある方は除きます。 -
HCV抗体陽性と言われました。C型肝炎ウイルスに感染しているということですか?
「HCV抗体陽性」とは、現在C型肝炎ウイルスに感染しているか、または過去にC型肝炎ウイルスに感染していたことを示しています。C型肝炎ウイルスに感染すると約70%で慢性化しますが、なかには一過性感染で終わる場合があり、このような場合にも抗体検査は陽性となります。 -
肝炎ウイルスに感染していることが分かったら、どうしたらいいですか?
自覚症状がなくても、また肝機能が正常でも、病気が進行していることがあります。自己判断せずに医療機関を受診しましょう。専門医療機関以外にも、連携して肝疾患の診療を行う「肝疾患かかりつけ医」をホームページ上で公開しています。 -
肝炎ウイルスの治療はどこで受けられますか?
静岡県では、2か所の肝疾患診療連携拠点病院と26か所の地域肝疾患診療連携病院が専門医療機関として指定されています。これらの病院と肝疾患かかりつけ医が連携して検査や治療を行います。専門医療機関では、専門的な知識を持つ医師 (日本肝臓学会専門医や日本消化器病学会専門医など)により、抗ウイルス療法や肝硬変・肝がんの早期診断と治療を行っています。 -
ウイルス性肝炎の治療に関する医療費助成があると聞きましたが?
厚生労働省・静岡県では、B型肝炎・C型肝炎に対する抗ウイルス療法に対して医療費助成 (静岡県肝炎治療特別促進事業)を行っています。負担限度額は市町民税の課税額によって異なります(最大2万円)。ただし診断書の発行には静岡県が指定する医師による作成が必要です。 -
インターフェロン・フリー治療とは何ですか?
これまでのC型肝炎の治療にはインターフェロンという注射薬が必要でしたが、飲み薬だけによる新しい治療法があります。飲み薬には何種類かあり、ウイルスの種類や体調に応じて選択されます。ただし非代償性肝硬変の方は現時点では治療できません。 -
治療によりC型肝炎ウイルスが消えたら、通院しなくてもよいですか?
C型肝炎ウイルスが消えても肝がんの危険性が完全になくなった訳ではありません。定期的な血液検査・画像検査による経過観察をお勧めします。 -
B型肝炎・C型肝炎ウイルスは、家族に感染しますか?
B型肝炎・C型肝炎は血液感染ですので、日常生活の範囲内で家族内感染することはありません。ただし、B型肝炎では血液中のウイルス量が多い場合に出産時の母子感染、夫婦間感染の可能性が高くなり、ワクチン接種などの予防対策が必要となります。 -
NASHとは何ですか?
脂肪肝のなかには、「非アルコール性脂肪性肝炎」といって、お酒をあまり飲まないのに脂肪肝から肝炎を起こす病気があります。肝硬変や肝がんに進行することがあり注意が必要です。