肝疾患に関するQ&A(よくある質問)
質問をクリックすると回答が表示されます。
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現在医療機関に受診していませんが、相談を受けることができますか?
静岡県内にお住いの方であれば、どなたでも無料で相談を受けることができます。 -
肝炎ウイルス検査はどこで受けることができますか?
県内の県保健所と28の医療機関(静岡県肝疾患診療連携拠点病院、地域肝疾患診療連携拠点病院)で、「C型肝炎ウイルス検査」、「B型肝炎ウイルス検査」を無料で実施しています。
ただし、これまで肝炎ウイルス検査を受けたことがない方が対象です。 詳細はこちら(静岡県公式ホームページ) -
HCV抗体陽性と言われました。C型肝炎ウイルスに感染しているということですか?
「HCV抗体陽性」とは、現在C型肝炎ウイルスに感染しているか、または過去にC型肝炎ウイルスに感染していたことを示しています。
C型肝炎ウイルスに感染すると約70%で持続感染を起こしますが、なかには一過性感染で終わる場合があり、このような場合にも抗体検査は陽性となります。 -
肝炎ウイルスに感染していることが分かったら、どうしたらいいですか?
自覚症状がなくても、または肝機能検査値が正常でも、病気が進行していることがあります。
自己判断せずにまずは医療機関を受診しましょう。
専門医療機関以外にも、連携して肝疾患の診療を行う「肝疾患かかりつけ医」をホームページ上で公開しています。 詳細はこちら(静岡県公式ホームページ) -
肝炎ウイルスの治療はどこで受けられますか?
静岡県では、2か所の「肝疾患診療連携拠点病院」と26か所の「地域肝疾患診療連携病院」が専門医療機関として指定されています。
これらの病院では、専門的知識を有する医師(日本肝臓学会専門医や日本消化器病学会専門医など)が、抗ウイルス療法や肝硬変・肝がんの早期診断から治療まで行っています。 詳細はこちら(静岡県公式ホームページ) -
ウイルス性肝炎の治療に関する医療費助成があると聞きましたが?
厚生労働省および静岡県では、B型肝炎やC型肝炎に対して抗ウイルス療法を行う患者さんを対象に、医療費助成を行っています。
(詳細はこちら [静岡県ホームページ])
ただし手続きには静岡県の指定する医師の診断書が必要です。 -
インターフェロン・フリー治療とは何ですか?
以前はC型肝炎の治療にはインターフェロンという注射が必要でしたが、現在では直接作用型抗ウイルス薬という飲み薬だけの治療が行われています。 -
治療によりC型肝炎ウイルスが消えたら、通院しなくてもよいですか?
C型肝炎ウイルスが消えると肝がんのリスクが低下しますが、危険性が全くなるわけではありません。
特に肝硬変、糖尿病や脂肪肝、飲酒習慣のある方は注意が必要です。
ウイルス消失後も定期的に通院し、血液検査や画像検査を受けることが重要です。 -
B型肝炎・C型肝炎ウイルスは、家族に感染しますか?
B型肝炎ウイルスは主に血液や体液を介して、C型肝炎ウイルスは血液を介して感染しますが、日常生活においてそれらに接触する機会は少なく、会話や握手、会食や入浴などでは感染しません。
しかしながら、剃刀やバリカン、ピアッサーなどは共有しないことが原則です。
またB型肝炎では、性交渉や出産の際に母子感染することがあります。
なおB型肝炎ではワクチンを接種するのも有効な方法です。 詳細はこちら(肝炎情報センターホームページ) -
NASHとは何ですか?
脂肪肝の一部では、飲酒習慣とは関係なく肝硬変や肝がんに進展することが知られています。
健診で肝機能検査値異常や脂肪肝を指摘された方は、かかりつけ医に相談しましょう。
